Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第737回
「婿選びは頭のよい人が一番です」

一冊の著作を手にして、
ページを繰るとき
著者がどういう話から始めているかに
気をとめてみるのも楽しみの一つです。

『妻の財産づくり』で邱さんは
冒頭のところで、
「財産の宝庫は夫の“頭の中”にある」とし、
お婿さんを選ぶときに、
財を産み出す力を持った男性を選ぶことが先決ですと、
次のように書いています。

「人間の頭は、
もとより金儲けだけに使われるものではないが、
頭脳が明晰な人は
学問をやらせても仕事をやらせても、
要領を覚えるのが早い。
しかも、『栴檀は双葉よりもかんばし』のたとえ通り、
若い時からすぐそれとわかる。
商売がうまいかどうか、
金ができるかどうかまではわからないとしても
20才から30才までの成人期には、
どの程度、頭の回転する人間であるか、
大体見当がつくようになっている。

しかし、そういう時になっても、
結婚の対象として選ぶ時には
家柄とか学歴にこだわって、
頭の程度を問題にしない人が多い。

これは間違いであって、
ほかに人柄とか健康とかいった重要な条件があるが、
さしあたり(1)家柄、(2)学歴、(3)頭脳、
の三つの中から選ぶとすれば、
(3)を最優先にすべきであろう。
それは品質を選ぶのに、
メーカーで選ぶか、加工度で選ぶか、それとも素材で選ぶか、
というのと同じだからである。

自分が物をつくる腕のある職人なら、
品物を選ぶのに、まず素材の良否を見て選ぶ。
加工することに自信があればなお更のことである。

まだ結婚していない若い女性が
良人を選ぶ場合は、
亭主飼育法に充分の自信を持っていないことが多いから、
腕のある職人と同日に論じることはできない。
しかし、世の中を支配している人々を、
その中に立ち入って観察して見れば見るほど、
家柄や学歴や、まして資本や腕力でなくて、
実は頭脳がキイポイントになっていることがわかってくる。」
(『妻の財産づくり』昭和52年)

百年たっても、また千年たっても
変わらないであろう真実が
披瀝されていますね。


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