Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第732回
「女性の甘さは商売の敵です」

邱さんは昭和43年に
『誰も教えてくれない女の商売成功の秘訣』
を出版しましたが、
その9年後の昭和52年に出版した
『妻の財産づくり』
『女の商売成功の秘訣』にふれ、
女性の商売に潜む甘さを
次のように指摘しています。
『女の商売成功の秘訣』に書かれている事柄の
要約になっているようにも思えますので
引用させていただきます。

「第一に資本を誰かに出してもらうとしても、
その誰かは自分の亭主であったり、
旦那であったり、恋人であったりだから、
商業ベースの出資、もしくは貸借ではない。
万一、失敗したとしても、
文句の一つや二ついわれることはあっても、
借金返済の催促を受けたり、
告訴されたり、ということにはならない。
だから商売に手を出すのも早いが、
途中で投げ出すのも早い。(中略)

第二にソロバンのはじき方が甘い。
商売のソロバンはいくら堅くはじいても
堅すぎるということはない。
一番安全な方法は、
万一、失敗したら
どの程度の損になるかをはじき、
そういう目にあっても大丈夫かどうか
計算してはじめることであろう。(中略)

第三に、女の人は、
人の使い方があまり上手でない。
女性が同じ女性を使うならまだよいが、
男を使いこなすのは容易ではない。(中略)
男たちを上手に使いこなせるようにならなければ、
事業家として一人前とは言えないのである。

第四に、ドタン場まで追いつめられても
最後はどうにかなるだろうという
楽天的なところが女性にはある。
亭主のある人は、
亭主が尻ぬぐいをしてくれるだろうし、
旦那のいる人は旦那になきつけばよい。
債権者だって、女に泣かれたのでは
そう強いことも言えないであろう。
したがって、不渡りや倒産さわぎを起こしても、
時間がたてばウヤムヤのうちに
なんとか片付けてしまう。
こういった甘さは、
女性が世の中から
一人前の扱いを受けていない何よりの証拠である。
長く被保護者的な生き方になれてくれば、
誰でも多かれ少なかれ、
こうした傾向をまぬがれることはできない。
だからこそ亭主が健在なうちに、
手とり足とり教える必要が起こってくるのである。」
(『妻の財産づくり』実業之日本社 昭和52年)


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