Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第730回
「女性は小さな商売から出発すべき」

邱さんは昭和43年に出版した
『女の商売成功の秘訣』のなかで
所要資金のスケールの面からも
これは男性向き、あれは女性向き
といった商売の分類ができると、
次のように論述しています。

「男の事業の中には、
事業を始めるに際して
広く資金を集める方式のものがあり、
そのさらに大きくなったものに
株式市場に上場されている
会社組織のものがあります。

女性がそうした企業のトップを
つとめていけない理由は全くありませんが、
これまでのところ、
そういうことに女性自身も慣らされておりませんし、
世間もそれを受け入れるだけの用意が
できておりませんので、
『上場会社の女社長』というのは、
まず例外的な存在だと思います。
したがって女の人がやるべき商売は、
自分らの手で金ぐりのできる範囲に
とどまることが必要です。

金ぐりというのは、
第一に最初の資本金、
第二に事業をスムーズに運んでいくための
運転資金のことで、
そのどちらも自分らの持ち金で
間に合わせるのが理想ですが、
どうしても不足する場合でも
金融機関からの借り入れをする程度ですませるべきです。
第三に商売のスケールが問題になります。
手形の操作をするとか、
所要資金の借りかえをするとかいうことは、
堅実経営をモットーとする人なら、
本来、つつしむべきことです。
そうだとすれば、スケールは自ら制限され、
莫大な資金を要する巨大産業は敬遠され、
奥さんのヘソクリとか、
友人間でかき集めた金で
やれるような小さな商売が残されます。
男の事業でも、
もちろん例外ではありませんが、
わけても小さな商売から出発すべきだと思います。」
(『女の商売成功の秘訣』昭和43年)


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