Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第726回
『女の商売成功の秘訣』は商売の真実を伝えています

昭和43年に、邱さんは、
いまに多くの女性が独立して
仕事をやるようになるに違いないから、
その人たちのために
分かりやすい商売の手引書を書こうと考えて
『誰も教えてくれない女の商売成功の秘訣』
を出版しました。

この『女の商売成功の秘訣』は
第一部「女性が事業界へ進出する時代が来た」
第二部「商売を始める前にしっておくべきこと」
第三部「後で泣かないための布石を忘れずに」
第四部「成功の声はどん底にいる時にきこえてくる」
の四部で構成されています。

この著作は「商売」について書かれた
邱作品の最初の著作ですが、
その後の邱作品で
しばしば主張される考えが披瀝されています。

たとえば第三部の
「後で泣かないための布石を忘れずに」では
次のような文章が書かれています。

「一つの商売を考えるときには、
これだけの投資をしたら、
これだけのもうけがあるという計算よりも、
万一、計画通りに行かなかったら、
どれだけの損になるか、
今のふところ具合では
それに耐えられるかどうか、
まず計算してみることです」

また第四部の
「成功の声はどん底にいる時にきこえてくる」には
次のような記述があります。

「成功はある日、突如として
おとずれるものではなりません。
成功は失敗の中から生まれます。
その兆候は業績が底を打って
上り坂へ転じた時から現れはじめます。
だから成功の声は
どん底にいる時にきこえてくるものなのです。」

これらの考えは、
のちの『商売の原則』などにも
紹介されている考えですね。
『女の商売成功の秘訣』には
時がたっても変わらない「商売の真実」が
語られていたことがよくわかります。


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