Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第725回
世の動きを察知し『女の商売成功の秘訣』を出版

邱さんは昭和34年に「男女分業論」を書き、
女性は外に出て仕事をするより
家庭をまもるほうが大切だ、
と主張しました。

しかし、電気掃除機や洗濯機や自動炊飯器など
家庭電化が急速にすすむなか、
女性週刊誌や婦人雑誌で
「小さなお店を持ちましょう」といった記事が
盛んに掲載されるようになり
こうした動きを見て、考え方を変え、
昭和43年に
『誰も教えてくれない女の商売成功の秘訣』
を書きました。
その間の経緯を、17年後に出版した
『女の財布』の中で明らかにしています。

「家庭電化が進行しはじめると、
生活に余裕があって
早くに家庭電化の完備した高額所得の所帯ほど、
女性が家事から解放されて
ヒマをもてあますようになった。(略)
ヒマをつぶすのに、
もっとも効果的な方法は
亭主たちがそうであるように、
商売をやって頭を悩ますことである。

もともと商売の才能は女のもので、
男がつくったものを女が売りにいく。
漁業だって、魚をとるのは男の仕事で、
うまいことを言って
お客からお金をふんだくるのは
女の仕事である。

まして金銭的に余裕のある家は、
奥さんが商売をやるくらいの元手には
事欠かないから、
女が小さな商売に手を出すのは
比較的金持ちで、
比較的早く家事労働から解放された
奥様たちから始まる。

私はあわて者だから、
いち早くその動きを察知し、
昭和43年に早くも
『誰も教えてくれない女の商売成功の秘訣』
という本を書いて、
日本経済新聞社から出版した。」
(『女の財布』60年)


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