第720回
わが子にも伝えたくなるのが邱さんの思想

名古屋でセミナーをひらくとき
私を呼び込んでくださった方が、
会場を借りるときに、
「邱永漢に学ぶお知恵拝借　
　講師　戸田敦也」となづけて
申し込みをしてくださいました。

私はこのタイトルが気に入っていて
札幌でも、福岡でも、そして仙台でも
この“ふれこみ”で
セミナーの案内をさせていただいています。

ところで、
仙台のセミナーにある女性が、
参加の意向を伝えてくださり、
お礼のメールを送りますと、
自分と一緒に次女も参加しますと
お二人の生年月日をつけて
返事してくださいました。

それを拝見すると、
メールを送ってくださった
お母さんにあたる方が私より１歳若く
また次女の方は、
第一次オイル・ショックがあった
昭和48年にお生まれで、
私の次女と同じであることがわかりました。

名古屋では父と娘のペアに参加いただき、
仙台では母と娘とのペアに参加いただき、
主宰者としてうれしいことです。
これは邱さんがいろんな形で
明らかにしてくださっている考え、
“思想”というべきものでしょうが、
親である自分が享受するだけでなく
自分の子供たちにも伝えたくなる
値打ちがあると考えてのことと
解釈したいのですが、いかがでしょうか。