Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第717回
「頭がいいとは『わかりが早い人』のことです」

前回、邱さんが人間観察の一つの指標として
「わかり」という言葉が
使われていることに興味がひかれ、
「わかりのいい人」とか、
その反対の「わからずや」の意味などを紹介しました。

さて、たまたま
『朝は夜より賢い』を読んでいたら、
「わかりの早い人」について
書かれた文章と出会いました。
「わかりのいい人」「わかりの早い人」
といったことについて、
邱さんがおっしゃっていることを
より深く理解する手がかりになると思いますので
その箇所を引用させていただきます。

「何が大切だといって、
自分の能力の限界を悟ることほど
大切なことはない。
頭のよい人とは、
『わかりの早い人』のことであるが、
『どんなことでもできる器用な人』のことではない。

人にはできることとできないことがある。
得意とするところと苦手とするところがある。
計数には明るいが、人使いは下手クソな人がある。
かと思えば、その逆の人もある。
また発明の才はあるが、
それを商品化する才がまったくない人もあり、
その反対の人もある。

同じ会社につとめている人でも、
机に向かい、頭を使って考えるのは得意だが、
外回りはまったく駄目という人もある。
反対に、営業をやれば元気がでるが、
机に向かっていると死にそうになる人もある。

そうした自分の長所と短所をしり、
できることとできないことの分別を
自分でつけることができれば、
『頭の悪い人』の部類には入らない。

自分の長所とするところを生かし、
短所を避けてとおることができれば、
能率もあがるし、失敗もないからである。」
(『朝は夜より賢い』)


←前回記事へ 2004年8月13日(金) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ