第697回
初対面でも旧知の間柄のように感じる不思議
普通、研修などで一緒になり、
そのときは仲良くなっても、
それがずっとあとまで続くということは
まずないと思います。
ところが
私が開いているセミナーに出席した人たちは
その後も交流がつづき
友達同士の関係に発展することが
少なくありません。
そうした交流は、
同じセミナーに出て顔見知りになった
という間柄にとどまるものではありません。
出席したセミナーが違っても
ネット上で言葉を交わし、
それが縁で一緒に実際に会い、
親密さが高まるということが起こっています。
自分が出たセミナーの前に
ひらかれたセミナーに出た人たちと一緒になって
お酒を飲んできた青年が
次のように語ってくれました。
「半数以上の方々は
初めてお会いする方でしたが、
初めてお会いした気がせず、
旧知の間柄で集まったかのような会でした。
初対面の場合にある壁のようなものがなく、
遠慮なくズバズバと言葉をかわすことができることを
実感することができました。
同じテーマを扱う
ひとつのセミナーに出席した人たちだからかなと
思ったことでした」
さて、このように見ず知らずの人間が
会ったとたんに旧知の間柄のように感じて
忌憚なく話し合うといったことは
とても不思議なことだと思いますが、
この現象をどう解釈したらいいのでしょう。
そう思いながら、
ほかならぬ邱さんの
『生き方の原則』を読み続けていたら
この現象を解明できる文章に
出会うことができました。
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