第672回
参加者同士の話は止むことを知りません
大阪のセミナーの第1日目の勉強は
夕方の7時ごろに終りました。
このセミナーは2日間のコースで、
自宅からの往復が可能な方は
家に帰っていただき、
遠方から来られている方のみ、
ホテルに泊まっていただくことにしていました。
このセミナーには
岡山とか広島とか福岡とか
あるいは三重とかから
参加いただいた方がおられ
私はたぶん1日目の夜は、
ホテルで泊まられる人たちと
懇談することになるだろうと思っていました。
ところが、セミナーが終ると、
セミナーに参加したみんなで
一緒に食事をしようということになりました。
5月の連休がはじまった日のことで
ビジネス街とはいえ、歩く人もまばらで
20人ばかりの人が一緒に集まれる場所が
見つけられるかどうかはわかりません。
さいわい参加者のなかに、
奥さんと一緒に参加いただき、
行動力抜群の男性がおられ、
その方が皆の先頭に立って
あちこち走り回り、
皆が一緒に腰を落ち着けられる店を
さがしだしてくれました。
おかげで、20人ばかりの参加者が乾杯し、
食事をしながら懇談できることになりました。
お互い、それぞれその日の昼、
顔を会わせたばかりの間柄ですが、
ともにハイQを愛読し、
今回、自分の人生をよりよいものにしたい
という思いをこめて
参加したという共通項があり、
お店にはたちまちのうちに熱気が漂い、
懇談は時がたつのを忘れて続きました。
「みなさん、そろそろ閉店のお時間ですから」
とお店の方から催促され、
やむなく、おひらきすることになりましたが、
お店にかかっていた時計を見ると、
すでに針は10時半ごろをさしていました。
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