第671回
コーチングを受けたいという人が数名現われました
セミナーで私はできるだけ
参加いただいた個々人の関心にふれるような
話をするようにつとめます。
大阪のセミナーでは
前から紹介しているように
昨年、コーチングの分野で新しい企画について
私に意見を求めてきていた青年が
参加してくれましたので、
その青年に対してはコーチングのことを話題にし、
私がコーチングについて感じていることを
話しかけました。
すると、同席していた一人の女性から
「コーチングって何ですか?」
という質問が飛び出し、青年が
「目標をもつ人が
その達成に向けて行動するよう、
コーチといわれる人が
その人に適切な質問を投げかけることです」
といった趣旨のことを説明すると、別の人から
「その程度のことでお金がいただけるのですか」
といった意見が出されます。
参加者同士でワイワイ、
ガヤガヤの議論が続くうちに、
皆さん、知らないことを知りたい
という気持ちが高まってきたようで、
「私を実験対象にえらんでやっていただけませんか」
とおっしゃる声がでると、
「私も」「私も」という声があいつぎ、
青年も「是非やらせてください」と応じました。
そのやりとりをみていて、
ハプニングが起こっているなあ
と思いましたが、
多分、一番驚いたのは
コーチングの勉強をしている青年でしょう。
彼は私のところに来て
「ホーム・ページで無料でやりますからと書いても
応じてくれる人は、一人も現われないのですが、
今日は思いがけないことに
コーチングを受けてくださる人ができて、
とてもビックリしています」
と耳打ちしました。
セミナー終了後、
その青年はコーチングを受ける要領を全員に説明し、
数人の人が彼のコーチングを受けることになったようです。
うまく行けば、行ったで自信がつくし、
またうまく行かなければ、
今後の改善ポイントが明らかになりますから
とてもいいことが起こったと思いました。
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