Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第668回
新規の事業は顧客に立っての発想が大切です

邱さんは新しい事業を創りだすことを
生きがいの一つにされていて
それに関した著作がたくさんあります。
そのため邱さんの読者には
新しいビジネスを切り開きたいと
考えている人が大勢おられます。

そのことを反映し、私のセミナーにも、
将来独立することを狙っている
起業家志望者が多く参加されます。

大阪のセミナーでは
スポーツ道具をつくる会社につとめていて、
その分野で独立したいと考えている方が
参加されました。
その方は仕事を通じて、
スポーツ道具を設計する力をつけ
それを武器にして独立することを考えています。

さて、独立、開業は
心踊る出来事で、気分も高揚しましたが
他方では失敗する危険もたくさんあります。
だから盛んに独立を薦める邱さんも
40歳以降に起業に踏み出そうとする人には
かなり慎重で、
「儲けたときのことより、
 失敗したときに
 自分がどういう状態に置かれるか」を
先に考えるようにおっしゃっています。

さて私が新規事業の企画に取り組んだとき
体験したことは、
サービスを提供する側の利害が前面に出て、
顧客の立場に立った発想が
忘れられがちになり、
これが致命傷になるということでした。

私はスポーツ用品づくりで
独立しようと考えている青年に
自分の体験を話し、
セミナーのあと
新規事業企画の要領をまとめた資料を送りましたが、
青年は
「どういうお客に向けて商品を売るのか
 考えていなかったので
 今後その点を明らかにしたい」
と返事をよこしてくれました。


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