Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第658回
「『死ぬまで現役』でいられる仕事を探そう」

昭和58年、邱さんが59歳のときに発刊した
『死に方・辞め方・別れ方』のなかで、
「死ぬまで現役」という言葉が登場する文章を
前回紹介しましたが
それに続いて次の文章が書かれています。

「『死ぬまで現役』ということは、
自営業をやっている人にとっては
当たり前のことである。
私のような自由業は、
定期収入の道を得るために
不動産収入をやる必要があったが、
職業としてどこでやめさせられるということがないから
『死ぬまで現役』は可能である。
最近のこと、定年退職をして、
最近、すっかり元気のなくなった友人たちに会った直後
『本当に定年がなくてよかったなあ』
と妻に言ったら、妻の曰く、
『あなた、年をとったら、皆同じですよ、あなただって、
そのうちにだんだん電話がかからなくなって、
最後は一人ですよ』」

奥さんから思わぬ反撃を受け、
自営業者も死ぬまで仕事を続けていくことは
容易でないことを紹介しつつ、
これに続く文章で、邱さんは
世の中で一番数が多いサラリーマンに対して
“死ぬまで現役”を続けるための
“秘訣”を伝授しています。

「サラリーマンに比べれば、
いくらかましだとは言えるけれども、
第一線から退くことは、
芸人にとっても文士にとっても、
ふさぎこむ第一のきっかけになる。

サラリーマンの場合は、
それがきわめてはっきりした形で来るから、
老いこまないことの条件は、
定年になっても次にやれる仕事を
見つけておくことであろう。
定年と同時に、横すべりや天下りをして
子会社や取引先に行くのは、
安易な道であるけれども、
ここもまた押せ押せでクビにされてしまうから、
5年くらいで追い越されてしまう。

その時の年齢が60歳か65歳では、
平均年齢の74歳(注、昭和57年)まではまだほど遠い。
したがって、子会社にまわされるくらいなら、
まだ足腰のしっかりしているうちに、
『死ぬまで現役』でおられるような仕事を探した方がよい。
趣味を生かす仕事でも、
いままでの技能を生かす仕事でもよい。
『お前はクビだ』と言われないためには、
小さくても自営業以外に方法はないのである」
(『死に方・辞め方・別れ方』昭和57年)


←前回記事へ 2004年6月15日(火) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ