Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第656回
「生きている限り『現役』でありたい」

私は東京で開催したセミナーに
参加いただいた人たちに、
セミナーが終ったあとも、
毎年一回くらいのわりで集まって、
簡単に現状報告しあったらどうだろうと考え、
“死ぬまで3分間スピーチ”という言葉で
そんな会合を持ちませんかと提案しました。

その提言に興味を感じてくださった方も
おられるようなので、
今年の暮れあたりに集まりませんかと、
一連のセミナーに参加いただいた人たちに、
呼びかけてみようと考えているところですが、
“死ぬまで3分間スピーチ”という言葉は
むろん、邱さんの“死ぬまで現役”の
“お知恵”を拝借したものです。

邱さんの著作で
この“死ぬまで現役”の考えが
最初に発せられたのは、
昭和57年、邱さんが58歳のときに
書き下ろしで発刊された
『ダテに年はとらず』ではないでしょうか。

この本のなかに
「平均寿命で死ぬのが理想です」
と名づけられた章があり、
そこで邱さんは次のように書いています。

「人間は平均寿命で死ぬのが理想で、
それ以上、長生きすることなど望まないのが
現代人らしい生き方だと思う。
毒舌で鳴らした大宅壮一さんが、
当時の平均寿命70歳でこの世を去ったのは
きわめて象徴的な死に方だったと私は思っている。

もし私のこの説に賛同いただけるとしたら、
皆さんも自分はあと何十年生きられるか、
簡単に計算できる。
たとえば、私はことしで58歳になるが、
男の平均寿命まで、
あと15年しか残っていない。(中略)
この間をどう生きるかが問題になる」

そして、この文章のあとで邱さんは
「生きている限り『現役』であること」
という目標を挙げています。
ここに書かれていることを煎じ詰めると
「平均寿命までは生きていたい。
 そして生きている限りは『現役』でありたい」
つまりは『死ぬまで現役でありたい』という
人生観、あるいは死生観が
示されているように思います。


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