Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第646回
邱さんはいつも未来に目を向けています

邱さんが若さを保つ方法として
使ってしまった時間のことは忘れ、
これからの時間の使い方に
熱心になろうとおっしゃり、
かつ実践してこられたことは
邱さんがひたすら目を未来に向けて
生きておられることを示しているようで
興味がひかれます。

今から10年ばかり前のことですが
「わが青春の台湾」続いて
「わが青春の香港」が
『中央公論』誌で連載されました。
邱さんの幼少期から
青年期にかけてのことが書かれていたので、
日ごろは買わない『中央公論』を買い、
連載が完結して
『わが青春の台湾 わが青春の香港』として
出版されたときは、また買いました。
そして、いま、私は邱さんに関心を寄せる
若い人たちに、この本を読むことを薦めています。

でも邱さんはこの本の執筆には
あまり気がすすまなかったようです。
邱さんはこの本の「あとがき」で
次のように書いています。

「自分の過去について語るのは
なんとも気のすすまないことである。
というのも、いつも前を向いて生活してきており、
まだ見ぬ未来に対して予測をしたり、
新しい事業を考えたり、
新しいライフ・スタイルを展開することに
言い知れぬ喜びを感じてきたからである。
それに比べると、
過去はもう終ってしまったことである。
終ってしまったことに
気をとられてくよくよしていると、
人生万事に消極的になってしまう」
(『わが青春の台湾 わが青春の香港』平成6年)

邱さんがいつも未来に目を向けて、
先のことを考えていくことに
喜びを見出しておられることが
よくわかります。


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