Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第644回
「人の行動を支配するのは、その人の考え方」

昭和42年、邱さんが43歳のときに発表された
「年をとならない法」で
邱さんは「若者」と「年寄り」の関係を探究し
年をとったらこうありたい
というイメージを描き出しました。
それから22年たった平成元年、
65歳のときに発表した『死ぬまで現役』でも
「若者」と「年寄り」の関係を追及しています。

「人の行動を支配するのは、
その人の物の考え方である。
たとえば、自分は年をとったと思えば、
道を歩くのだって年寄り風になるし、
物を食べる時だって
年寄り風の嗜好になってくる。
若者の行動を観察する時だって、
同じ仲間のやることとは思わないから、
自分の若いときと比較して、
年寄りらしい判断をする。

反対に、さして年をとった感覚のない人なら
道を歩く時だって、
ちゃんと背すじをのばしてサッサと歩くし
嗜好は若者と同じ物を食べるし、
食が細ったなどと考えたりしない。

若者も自分も、
同じ環境を生きているのだから、
少し自分が先輩なだけで、
そんなに思想に距りがあるとは信じない。
もちろん、誰にもれっきとした生年月日があるから、
客観的な年齢は争えない。

しかし、主観と客観は、その人の心がけ次第で、
必ずしも一致せず、50歳くらいになると、
10歳くらいのひらきはできてくる。
標準から上下10歳となると、
50歳にして早くも、60歳に見られる人もあれば、
まだ40歳にしか見えない人もある。
同じ年齢で上下20歳もひらきができてしまうのである。

このひらきは外観にも見られるが、
外観だけの問題ではない。
童顔という言葉もあるように、
生まれつき若く見える人もあれば
60歳をすぎても、
万年青年のような若々しさを保っている人もある。
しかし、その人が本当に若いかどうかは、
話をしてみるとすぐにもわかる。
それは頭脳の問題であって、
外観の問題ではないのである」
『死ぬまで現役』

年が若くても考え方が古いタイプの人と、
年はとっても考えは斬新という人の違いは
心がけ次第という指摘は
自分の生活のなかで役立てたいものです。


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