Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第631回
邱さんは人が真似をすることを怖れません

邱さんがご自身の頭に生まれた独自のアイデアを
惜しげもなく人に伝えることについて
ご自身がお書きになっている解説文を
前回、抜粋させていただきましたが
今回はその続きです。

「しかし、私のほうからみると、
私の言葉はいつも的確に当たるわけではなく、
間違いもたくさんある。
当たったか、当たらなかったかは
自分が一番知っているから、
当たらなかったほうが多いのではないかと思う。

もっとも当たらなかったのは、
たとえばタイミングを間違えたとか、
時間に少しズレがあるとかいったことで、
時間がすぎてみると
何とかそのとおりになってしまっている。
だから的中率の高い人ということになるのであろう。

産業界に起こるであろう変化や
変化を貫く法則について
他人に公言しても
別に自分が損するわけではない。
うまく言い当てれば、
多少なりとも虚栄心を満足させる代わりに、
間違えれば人に笑われる。
お金の情報についても、
たとえば競馬の優勝馬を人に教えれば、
自分のもらう配当金が少なくなるかもしれないが、
どの株を買えば儲かるかということなら、
同じ株を買う人が増えればふえるほど
株が値上がりして分け前がふえる。

どんな商売をやれば儲かるかという情報になると、
人に教えないでこっそりやれば
自分だけ儲かるかもしれないが、
儲かりそうな情報はすぐに知れ渡るから、
いくら隠してもすぐに人の知るところとなる。
どうせわかってしまうことは、
早く人に教えたほうが
人からありがたがられる。」
『77歳で私は死にたい』平成5年)

このお話、さらに次回にも続きます。


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