第625回
邱さんは人間の欲望を肯定しています
邱さんの『お金の貯まる人はここが違う』を
読むようになってから、
すっかり邱さんに対するイメージが変わり、
邱作品の愛読者になったという
ご紹介を続けさせている
あるジャーナリストの方は
邱さんに対する印象を
次のように語ってくれました。
「先生の文章からは、
単なる財テクのハウツー本にはない
文学性、思想性を感じました。
たとえばニーチェにも通じる人間の欲望を肯定し、
生を最大限のものにしようとする考え方。
あるいは、国家や組織に頼ろうとせず、
自分の力だけで生き抜くことを支持するアナーキーな視線。
そのようなスタイルの提案ひとつひとつに私は共感を覚え、
『生きる力』を与えてもらうことができました。
それらによって私は、ますます先生に
魅力を感じるようになっていきました。
バイタリティにあふれ、
常に好々爺然とした笑顔を絶やさない
親しみやすい外見の反面、
冷静で鋭い観察眼を持ち、
厳しく対処しなければならない局面では、
思い切った決断を下すことも厭わない、
ちょっと恐ろしい方。
それが、文章から連想される
私の現在の先生に対するイメージなのですが、
間違っていたら申しわけありません。」
「ニーチェにも通じる人間の欲望の肯定」なんて
なかなかユニークですね。
ニーチェってどういう作家なのか
勉強したくなります。
そしてこの方は、
ご自身の好きな邱作品を
次のように紹介してくださいました。
「現在まで手にすることが出来た本は、
『香港』などの小説を含め、おおよそ30冊前後です。
特に感銘を受けた著書は、
『お金の貯まる人はここが違う』のほか、
『お金との優雅な関係』
『朝は夜より賢い』
『四十歳からでは遅すぎる』などです。」
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