第602回
「邱さんの文章は毎日の生活に直接結びついている」
私のセミナーに申し込んでくださる
20代から30代の人の大半は、
邱さんが「ほぼ日刊イトイ新聞」に
「もしもしQさんQさんよ」を
連載していた頃に邱さんの文章に接し、
以来、邱さんの文章を
読み続けるようになっている人たちです。
たまたま自分たちより先に生まれ
邱さんの作品を読み続けてきた人間が
これからの人生について考えるセミナーをひらき
そこでどんなことを話すのだろう
ということに興味をもち、
セミナーに参加していただいているようです。
いま、舞台と映画の世界に生きていて
作品づくりに没頭できる環境が持ちたいという思いから
セミナーに参加を申し込んでくださった
前回ご紹介した青年も
以上のような道を通って
私に接近してくださいました。
私はセミナーに申し込んでくださった人には
「邱さんについてどういう印象をもっていますか」
とたずねることにしています。
この映画青年にも同じことをたずねましたが、
次のような答えをよこしてくれました。
「最初に先生の文章を読んだときに、
その文章のわかりやすさに驚きました。
金融のことについて書かれてある本は
世の中にたくさんありますが、
自分の生活に直接結びつく生きた文章は
邱先生の文章がはじめてでした。
読者の目線に立つことができる人というのが第一印象です。
そして先生の文章を読んでいくにしたがって、
『先生は実に若い』と感じました。
おもしろいことを探すアンテナ、
そう感じたことを実行する元気さ、
先生はじつに若いです。
きっと先生の周囲では
笑いが絶えないんだろうとも思いました。
また本当に、人間が興味を抱くことを
的確に捉える人だなぁという印象を深くしています」
彼が伝えてきてくれた邱さんに対する感想は
邱さんの文章を読み続けている多くの人に
共通する感想でもあると思いますが、
いかがでしょう。
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