Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第601回
「作品づくりに投入できる資産をつくりたい」

映画の世界で活動している
武井修平さんという青年から
セミナー参加の申し込みをいただきました。
この青年が私に送ってくださった自己紹介文によると
彼は昭和50年に山梨で生まれ、
東京で育っています。

大学入学までは
ただひとつの解を導き出すことができる数学に惹かれ、
理系畑をひたすら歩んできましたが、
ふとしたきっかけで
『ギルバートグレイプ』という映画を観たことが
彼の進路を変えました。

この映画はアメリカの
小さな田舎町に住む青年が主人公で、
主人公の一家には知的障害を負う弟がいます。
また父親がなくなったあと、
母親が動くことも困難なほど太ってしまいました。
その母親に代わって、
長女が家族の食事の世話をします。
いろいろ難しい問題を持つ家庭ではありますが、
この家庭の中には温かさが溢れています。

この映画は武井さんにとって
「自分の意志で自由に羽ばたくことの喜びと、
 家族を守る深い愛情が人間を力強くさせるかを、
 教えてくれた作品」となり、
それ以来、武井さんは
「あの家族の一員になりたい、
 あの物語の世界に入りたい」
という思いにかられ
その結果、理系から演劇の道にコース変更し
芝居や映画の世界で生きていく人になりました。

ただ、彼は、待つだけの役者ではモノ足りず、
自分から脚本を書き、演出や企画もするようになり、
『人は人で感動する』という思いを胸に、
こころを揺さぶるような作品を創っていきたい、
と考えてます。
そして、いい作品をつくるにはお金もかかりますので
自分の資金づくりに役立つ話が
聞けるかもしれないと思って
セミナーへの参加を申し込んでくれました。


←前回記事へ 2004年4月19日(月) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ