Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第588回
邱さんは時代に即した経済対策を伝授してくれます

私が邱さんの読者になった頃のことですが、
邱さんが定期収入が入る利殖法として薦めたのが、
便利の良い場所にある
事務所向きのワンルームマンションへの投資です。

「サラリーマンには定年があります。
 その定年を過ぎたら、
 給料は以前の半分になります。
 もし都心部に近いワンルームマンションを手に入れて、
 人に貸せるようにすれば
 その減った分は埋められますよ」
と邱さんはおっしゃっていました。

当時、時代はインフレ傾向で、
お金はある程度貯まったら、
そのあとはお金を借りて
不動産を手に入れるのがいいと
「借金の効用」を説かれました。
そして不動産といってもハラパのような土地でなく
定期的にお金が入ってくるマンションがいいとのことで、
私なども、この邱さんのマンション投資話を
聞き逃すまいと聞き耳を立てました。

邱さんは定期収入を得るためのマンションの条件として

(1) 駅に近い交通至便なところにあること

(2) 住居用に建てられたものであっても、
   事務所用に転用のできるものであること

(3) 事務所にしても住居用にしても、
   マンションのある町名が一見、
   高級そうに響くところにあること

(4) 建物が立派そうに見えること

(5) 建設会社が信用のある会社であること

といった条件をあげてくれました。

そしてこういう条件を揃えたマンションは
赤坂、渋谷、六本木、新宿の周辺にあるとのことで、
私なども、休みの日には
ワンルームマンションを探し歩きました。

その後、バブルで値段が驚くほど高くなったあと
バブルの崩壊でマンションの値段も大きく下がりました。
そのため、マンション投資をめぐる環境が
大きく変わりましたが、
利回りのいい物件も登場してきているので、
邱さんも選別すれば
よい投資物件が見つけることができると
発言されていますね。

私が体験したことですが、
便利な場所に建てられた
事務所向けのマンションは、
仮に空室になっても、
しばらくして次のテナントが見つかります。
そういう意味で経済環境は変わりましたが、
事務所向きのマンションへの投資は
老後対策として依然として魅力をもっており、
こうした知恵を惜しみなく開陳してくださった
邱さんに私は深く感謝しています。


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