第568回
「自分で好きな仕事を選び取っていきたい」
今回の東京で行った人生設計セミナーは
全体として4回出席いただくことにしています。
さてこのセミナーには
4人の女性に出席いただきましたが、
そのうちの一人で
外国と交流する仕事に興味を持っている
とおっしゃる方から、
第1回目のセミナーが終わった後に、
次のようなメールをいただきました。
「学生の頃からいかに生きるべきか、
自分にとっての本当の仕事とは何か?
ということは現在まで最大の課題です。
在学中も、大企業、いわゆる一流企業に就職できる環境に
あったのかもしれませんが、
就職活動は一切しませんでした。
私は何もないところから自分で
本当の仕事を求めて選び取っていくことにしました。
とくに20代のうちに回り道と思えても
いろいろ試してみることが
30代、40代、50代になっても生きてくると思っていました。
高校生くらいから、日本と外国、特に中国、韓国など
東アジアを結ぶ仕事がしたいと思っていました。
現在の貿易実務の仕事も
将来のための初めのステップとして選びました。
半年から1年後くらいの次の段階としては、
実際に外国で働くこと、または外国と接点が多くて
時代の先端をゆく分野で少し経営にかかわれるような仕事、
戸田さんもかつてご経験されたようですが、
事業感覚が養える仕事に進みたいと希望しています。
そういう環境に自分を
5年から10年くらい置いて
学びたいと思っています。
その後、情熱をもって自分で社会のニーズにあった仕事を
変化に対応しながら作り出していきたいのです。
まさしく“死ぬまで現役”で。
そして“貧しからず、富に溺れず”。
人に喜ばれるような仕事を自分で作って
経営していけるだけの能力が欲しいです。
私はまだ経験も浅いですし、
現実とのギャップも大きいですが、
これから語学も含めて学んでいきたいと思いますので、
ご指導よろしくお願いします。」
この文章を読ませていただき、
自分の好きな仕事を探して行こうという姿勢を
持続されていることにすっかり感心させられました。
そして、邱さんが、大企業中心の就職戦線に異常あり
と書いておられることに、
一脈相通じる生き方を選んでおられるとも思いました。
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