Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第562回
「人生を設計するなんて考えたことありません」

去る2月7日から、
今年初めての人生設計セミナーを始めたのですが、
参加いただいた女性の一人は
「今回のセミナーにどういうことを期待されますか」
という私の質問に対して
次のように答えてくださいました。

『「人生設計とはどういうものか、どうやるものなのか」
 を知りたいと思います。
 私自身、今まで『人生』を『設計』したことがないので、
 どこから手をつけたらいいのか分からないからです。
 『人生設計』をしてなかったから、
 今、いろいろ迷っているのかな、とも思います。』

この回答を読んで思わず笑ってしまいました。
私も30代のころに、同じ質問を受けたら、
同じように答えたかもしれないと思ったからです。

ところで邱さんの本を読むと、
昭和42年のサンケイ新聞に
「年をとらない法」というエッセイを書いたことが
しばしば紹介されています。
いったいこの「年をとらない法」には
どんなことが書かれていたのだろうと、
興味津々でしたが、
のちにわかったことですが、
この「年をとらない法」は
昭和45年に出版された『お金の値打ち』という本に
「人生後半のための経済設計」
と題して収録されています。

その後、昭和49年に出版された
『新・お金の値打ち』にも収録され、
そして、昭和58年にはエッセイのタイトルが
そのまま本の題名になって
『人生後半のための経済設計』
(副題:「40歳からの行き方考え方」)
という本が出版されたのです。

私は昭和18年生まれですので、
この『人生後半のための経済設計』が出版された
昭和58年のときは
自分は40歳になっていましたので、
むさぼるようにして読みました。

私はセミナーに
この『人生後半のための経済設計』を持参し、
その背表紙に書かれた題名を見せ、
「『設計』は英語で言えば『デザイン』で
 洋服をデザインするとか、
 また家を設計するといった風に使われる言葉ですね。
 ところで、人生なんて、なるようになるもんだ
 というぐあいに考えるのが普通かもしれないのですが、
 邱先生のこの本の題名にもあるように
 人生も設計の対象になるんですね」
と言いますと、
皆さん、「フーン」というような顔をしながらも、
熱心に話を聞いてくれます。


←前回記事へ 2004年3月11日(木) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ