| 第557回“天職さがしの転職物語”をお楽しみください
 昨年のこと、勉強会に出席してくれた青年の一人に「古書検索サイトの“紫式部”さんが
 エッセイを書く人を探しておられて、
 君を推薦したいと思うんだけどどうですか」
 と打診したところ、
 即座に「よろしくお願いします」
 という返事が返ってきましたので、
 私は、“紫式部”さんの河野さんに
 この青年を推薦する文章を書いて送りました。
 私がこの青年を推薦するにあたって強調したのは、いろんな仕事を体験してこられている
 という点もありましたが、
 “生き甲斐”を追及するという姿勢が
 一貫していると見受けられるということでした。
 さて、“紫式部”さんのうたい文句は“日本最大の古書検索サーチエンジン”ですが、
 この仕組みを河野さんは
 会社勤めをする傍らで自宅で開発されました。
 河野さんはこのように
 自分の力で新しい仕事を開発した
 という体験の持ち主ですから、
 自分の人生に前向きの姿勢で
 取り組んでいる人には好意的で、
 私が推薦する人にエッセイを書いてもらうことに
 すぐにOKのサインを出してくれました。
 その旨、青年に伝えると、青年は河野さんに挨拶状を書き、
 続いて自分の原稿を書いて届けたようです。
 こうした過程をへて、
 いま“紫式部”さんのHPのコラム欄に
 「天職さがしの転職物語−やってみなけりゃわからない」
 というエッセイ・シリーズが
 いま、掲載されるに至っています。
 この青年は大学卒業後、健康医療、地方自治、税務会計、政治経済など
 数々のジャンルの出版社を転職し、
 またその間に“大人計画”という劇団などで
 演劇にも携わってきたようで、
 今は、フリーの編集者として
 健康系の雑誌編集部に在籍し、
 かつフリーのライターとしても活動しておられます。
 ちなみに、この青年のエッセイには邱さんの言葉が引用されています。
 邱さんの文章は、次代の人たちによって
 読み継がれていく生命力を持っているんですね。
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