Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第555回
案ずるより産むが易しです

私が長男の嫁にメールを送ると、
いつもはすぐに返信がくるのですが、
「エッセイを書きませんか」
という打診には応えにくかったようで
このときに限り、しばらく返事がありませんでした。

私が打診をしてから、
一週間くらいたってからでしょうか、
エッセイを執筆するといった話は
滅多にないチャンスでしょうから、
チャレンジさせていただこうという気持ちになりました、
と伝えてきました。

そういう考えにいたるまでは
いろいろ悩んだようで、
アクセスの多いサイトで
自分のように文章の素人の人間が
文章を書けるものか、
また自分が書かせてもらうとなると、
トロントやアメリカでの生活の模様を
伝えるものになるが、それでもいいのか、
またすぐネタ切れになるから、
隔週に一回くらいのピッチでいいのだろうかなど、
いろいろな心配をしたようでした。

そうした心配をし、打診に応じるかどうか、
すっかり迷ってしまい、
やってみようかと決意するまでに時間がかかったので、
時間的に間に合わないようなら
放念くださいとも書いていました。

このメールが届いた日、
私は自分に話を向けてきた門脇さんや
紫式部を経営している河野さんと
お会いすることになっていて、
嫁から届いたメールを見せると、
河野さんたちはたいそう、喜び、
「是非、書いていただきます。
 ご長男さんの奥さんには私から
 正式にお願いのメールを送ります」
と言ってくださいました。

そうした手紙に励まされたのかもしれませんが、
嫁は快活な気分をとりもどしたようで、
『紫式部』さんのHPで
「トロント雑記帳」が掲載されるようになりました。
身内に起こったささやかな話ですが
「どんなつまらない体験でも必ず役に立つ」
という邱さんの知恵をお借りしたことを
ここに報告しておきます。

ちなみに、話の発端になった「タイの話」
門脇さんから、小さな声で、
「娘夫婦に断られました」
とご報告がありました。


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