Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第526回
「40歳を一つの締めくくりにする生き方がある」

邱さんが提唱した『40歳定年制』は、
個人の立場からみると、
40歳という節目のところで
それまでの生活をふりかえりつつ、
これから先のことに思いをいたし、
自分はどういう方向に進んでいったらいいのかと
考えをめぐらし、
新しい行動に踏み出すきっかけができる
という効用があります。
『貧しからず富に溺れず』で邱さんは
そのことを次のように書いています。

「もちろん、長い間、
会社勤めをしてきた者の中にも、
この際、気分を一新して
自分の好きな道を学びたいと思っている人がある。

仕事を覚えようと思って就職したが、
どうも自分は実業に向いていない。
金銭的に報いられることはないかもしれないが、
趣味に生きるのが自分にふさわしい。
あるいは、生まれ故郷に帰って静かに暮すのが、
一番自分にあっていると思う人もある。

そういう人は40歳で一つの締めくくりをして、
第二の人生を歩むことにすればよいのである。
それはまた退職金を
次第に重荷に感じつつある企業にとって、
『終身雇用制』の軌道修正になって
大いに助かるのではないかと思ったのである」
(『貧しからず富に溺れず』)

そういえば、邱さんが
『40歳定年制』を提唱した昭和42年ごろは
日本は高度成長のさなかで、
多くの企業が大量に人を採用しており、
邱さんは、そうした風景を見て
人を採用するのはいいかもしれないけど、
採用された人たちが退職する頃になると、
退職金に支払うお金がかさんで、
支払いに四苦八苦するような会社が
出てくるのではないかと心配したようです。

私などその頃の大量採用にあずかった口ですが、
邱さんは、退職金不払いで
倒産するような会社がでることを防止したい
という気持ちも働いて
『40歳定年制』を提唱したようです。


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