第496回
都心部のマンション投資への関心も根強いです
理財の勉強会に参加してくださった人たちは
中国の株に強い関心を持っていましたが、
同時に、値を下げている日本の不動産にも
関心を持っていました。
具体的には、交通の便利のいい場所にある
ワンルーム・タイプのマンションのことで
「定期的に収入がある」という点に
魅力を感じてのことでしょう。
そこで私はかつて邱さんの本を片手に、
渋谷、新宿、六本木周辺のワンルーム・マンションを見て回り、
“大家さん”になってから
いまに至るまでの推移にふれ、
そのころ買ったマンションも、
いまは買値の半分くらいに値を下げているけれど、
ロケーションを重視したからでしょう、
不景気風が吹き続けるなかでも借り手が現われ、
空き家の状態が長く続くことはまずないと話しました。
自分のような人間は、
不動産の売買の差益に関心はなく、
定期的に収入があればいいわけで、
そういうことを重視する人にとっては
便利のいい場所にある事務所向きのワンルームマンションは
魅力を備えていると話しました。
そうした話に刺激を受けてでしょうか、
勉強会のあとで、私が買ったマンションの場所や
その内容について聞いてこられた参加者がいました。
私はわざわざ勉強に集まってくれたことへの感謝の気持ちをこめ、
マンションの名前、場所、買ったときの値段、
そしていまどのくらいで売れそうかの値段をそえて、
この方面のことに関心をもっていそうな人たちに伝えました。
そうしましたら、質問をしてくださった方から
「自分の目で実物が確認できる実例は
とても貴重なものと考えます。
さっそく時間を作って参考に見て廻ろうと思います。
ありがとうございました。」
という返事が届ききました。
また、なかには勉強会が終るとすぐに
定期収入つきの不動産を見て回った人がいて、
次のような感想を伝えてくれました。
「不動産の投資について、
戸田さんの体験話を聞いてから、
かなり時間をかけて調べてみました。
戸田さんのおっしゃったとおり、
定期的に卵を産む鶏を飼うことは
非常に有効だという感想をもちました。
また、調べていくうちに、
今、素性の良い中古物件が
非常に狙い目であることもわかりました。
物件価格のかなりの部分をローンでまかなっても
家賃収入で返済が可能であるようです。
といっても安心は禁物で、
邱先生がおっしゃるように
失敗したときのことを考えて
行動する必要はあると思いました。
今すぐに不動産に関してアクションを起こすには
厳しい状況ですが、
数年の内に具体的な行動に移したいと思っております」
と連絡してくれました。
さすが、邱さんのファンです。みなさん行動的です。
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