Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第468回
「株の儲けは辛抱料です」

株の買い方に知恵がいれば、
売り方にも知恵が必要です。
ふりかえってみると、
株を売ったあとに
株価がどうなったかをしらべてみると、
大抵その後上がっています。

始めて買った株は新日鉄株でしたが、
400円近くで売ったその株は
その後、800円近くまで値を上げたし、
2回目に買ったNEC株は長い間、低迷して、
ようやく買値に戻ったときに売ったのですが
そのあと、値を飛ばしました。
また800円近くで売った富士通株は
その後、2000円、更には3000円となり、
またしばらくして5000円にまでなりました。
「早く売りすぎた」ということになります。

この点について、邱さんは
株で儲けるには
株が買値より高くなった時に株を売らず、
ずっとガマンの子を決めて
売りたい気持ちを抑えることが大事で
「株の儲けは辛抱料だ」とおっしゃいます。

「大切なのは、株式投資で、
ただ得した損したばかり考えないことです。
100万円買ったら、65万円まで下がったけど、
売らないあいだは、
まだ勝負はついておらんわけだから、
一転して200万円になることだってある。
そのへんを辛抱できるかできないかが、
重要なんですね。

株というのは、
自分の性格に挑戦するみたいな意味が強いんです。
だれでも、株が下がると、
もっと下までいくんじゃないかと心配になって、
どうしても売りたくなる。
逆に、上がると、こんどはもっと上がると思って、
がんばってしまう。
だから、私は、株の儲けは辛抱料というか、
我慢料だなあ、といつも思います。
最初のうちは、とくにそうです。」
『株の原則』


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