Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第463回
「買値を下げる知恵がナンピン買いです」

株の世界で仕事をしている人の中には、
これこれの株が明日どうなるのか、
あるいは一週間後にはどうなっているか
だいたい見通しがついているから、
そんな私の情報に一口のりませんか、
といったことを言ってくる人がいます。

私はそういう人の話は一切
信用しないことにしています。
というのも、先のことを見通すうえで、
並ぶ人はいないと思っている
邱さんの文章を読むと、
今日買った株が明日どうなるかはわからない、
だから買ったときよりさらに下がれば、
下がった時点で買った株をまた買うといい
と書かれているからです。

この買値を下げる知恵が「ナンピン」買いです。
「ナンピン」について
邱さんの説明に耳を傾けましょう。

「ナンピンというのは、株をやる人の原則です。
原則なんですが、株屋の人たちは、
そのやり方を初心者には教えてくれません。
きょう1000株買ったら、10日後とか、
1ヵ月後にまた1000株買う。
安くなったときに、ちゃんと買い続ける
こうしないと、戻り足になったときに、
まえに買った高値になるまで、
1銭ももうからない。
被害を最小限にくい止めるためには、
平均化して買うしかないんですね。

ナンピンなんていうと、
はじめての人は、
なんだと思うかもしれませんが、
体験的にかならずそうなるんです。
自分のお金とにらみ合わせて、
株を買うのに一番適した方法といっていいでしょう。
考え方も、ごく自然です。
250円で買った株が200円に下がっても、
その株に対して依然として信頼感を持っていれば、
250円でも買ったんだから、
200円でも当然、買うべきでしょう。」
『株の原則』


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