第445回
「株を研究する心構えがあれば、大損することはありません」
株を財産として持ち、
運用していくには勉強が必要で、
株のことを勉強する心構えがあれば、
株で大きく損をすることはないと邱さんは
『お金の原則』で述べています。
「社会に出て、
ちゃんと一人で生きていくためには
いろんなことに慣れさせなければいけない。
ときには、つらい目に合わせるのも、
教育というものです。
株も同じで、たえず、
自分を訓練することがたいせつです。
そうすれば、結果として交通事故に合わずにすむし、
たとえ事故にあっても、致命傷は避けられる。
歩行者天国ばかり歩いていると、
車の方がよけてくれるんじゃないかと
思いかねません。
人間には、自己防衛の本能がありますから、
100万円貯まったからといって、
全部ポンと株を買ってしまう人はいないでしよう。
自分なりに研究して、まず20万円とか30万円だけ買う。
とたんに今度は、株価が気になってきます。
たとえば、あっちの株を買っておけばよかったとか、
これなら始めから全額買っておくんだったとか、
あれこれ考える。
こんな具合に、すこしずつ慣れていくのが、
ふつうなんじゃないでしょうか。
人によって運不運はあるけれども、
最初から大儲けできる人など、
千人に一人もいないのが現実です。
いま 一世帯平均約1300万円ほどの貯金があるそうですが、
たいていの人は家やほかの財産も持っています。
その一部として、現金をもっているのです。
いつのまにか、自分では意識していないうちに、
現金が形を変えた財産を運営しているのです。
家を買うときも、ある程度は勉強したでしょう。
しかし、これから財産をつくろうと思ったら、
何らかの形で現金を運用することを考え、
それを実行しないと生きていけない時代なんです。
その意味で、今後、株式投資運用の重要性が
増していくんじゃないですか」
(『お金の原則』)
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