Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第442回
お金をためる早道は目的と目標額を決めることです

私がお金を貯めることに熱心になったのは
30代の半ばになってからのことです。
そのころ、貯金が不足していることに気づき、
急ピッチで貯金をはじめたものですから、
たちまち息切れしそうになってしまいました。

そんなとき、邱さんが、あるところで
「貯蓄に励むには自分の目的を
はっきり認識することが何よりも大切だ」
とおっしゃっていることを知りました。
そのことを『お金の原則』
次のように述べておられます。

「ひと口にお金を貯めるといっても、
ただ漫然とお金を貯めようと思っても貯まらないものです。
何のためにお金を貯めるかという目的意識がないと
欲望を排除して、
このお金を残しておこうという気持ちになれません。」

「目的を決めたら、つぎはそのためにはいくら必要か
具体的な額を決めることです。
このときだいじなのは、
最初から“高望み”をしないことです。
自分の収入を度外視して、たとえば
『家を買う頭金が500万円必要だから、500万円を目標に』では
途中で挫折するおそれもあるんです。
私はつねづね
『愚者は大富豪を夢見、賢者は中金持ちをめざす』と言っています。
これは、実際問題として、
『実現不可能な目標をかかげてもしょうがない』という意味です。」

「はじめは、自分の手の届く範囲内で目標を定めることです。
『千里の道も一歩から』というように、
まず確実に実現できる額を第一目標として、
徐々にお金をふやそうという心がけがだいじでしょうね。
私が、まず100万円というのも、
100万円なら、貯める気になれば
たいていの人が貯められる額だからですが、
その人の立場、収入によっては、50万円でも80万円でもいい。

自分はお金にルーズなところがあると思うなら、
ちょっと低めの目標から始めてみる。
とにかく、第一目標を達成することで、
土台になる塊を作る。
それがお金をふやすポイントです。」
(以上すべて『お金の原則』)

私の場合、お金を貯める目的が、
家を建てる土地を手に入れることでしたから、
その目的をはっきりさせ、
また頭金としてこれくらいのお金が必要だと決めると
ストップしそうになった貯金が、
再び走り出すようになりました。

考えてみると、どんな計画も、
それを成就するには
目的とか目標とかを明らかにすることが重要です。
ただ、お金を貯めるということは、
あまりに生活に密着しているからでしょうか、
目的とか目標を示すことの大事さに
気づきにくいところがあるような気がします。


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