| 第438回「27歳がお金を貯めるターニング・ポイントです」
 お金を貯めることは会社に勤めはじめ、給料をもらうようになると同時に始めましたが、
 人がやっているから自分もするといった程度のもので、
 それではいけない、
 もっとたくさんお金を貯める必要があると感じたのは、
 35,6歳になってからのことでした。
 ということで、お金を貯める意識の目覚めは人よりは遅かったように思っていますが
 邱さんは、以前から男子の場合、27歳くらいから
 貯金に対して前向きになれとおっしゃっています。
 『お金の原則』のなかで、
 このことにふれている箇所を引用させていただきます。
 「私は、27歳をひとつのターニングポイントに考えています。早婚の人もいれば晩婚の人もいますけれど、
 男の場合、いちおう27歳あたりが、
 結婚する平均的な年齢でしょう。
 子どもができれぱ、アパート住まいでは不便だから、
 家を買う計画を立てる。
 それを実行するためには、
 まずなにより、お金を貯めるしかない。
 ここらへんが、大きな別れ道になるんです。
 共働きの夫婦なら、
 一人分の給料で生活している夫婦もあるんだから、
 うちは一人分は残しておこう。
 そう考えてそれを実行すれば、
 100万円ぐらいのお金は、
 貯めるうちにはいらないでしょう。
 結婚したときに決心して、ずっとつづけていれば、30代のはじめに500万円ぐらいのお金は、わけなく貯まります。
 そうなれば、ただ銀行に預けておくだけじゃなく、
 いろんな利殖方法に目を向けるようになる。
 株式投資をして、多少の失敗はあるかもしれませんが、
 結果的には、当初、予想していたより、
 はるかにお金はふえるものです。
 40代になって、子どもが私立大学にはいることになっても、
 あわてなくてすみます。
 そのころになれば、
 家を買った住宅ローンの支払いもあるでしょうけれど、
 それも一種の貯蓄と考えれば、
 いよいよお金が貯まっていくことになります。
 もちろん、40代の人が、一念発起して、これからお金を貯めようとするのも、
 それはそれでけっこうなことですが、
 本来は、40代になったら、
 もっと大きな人生の設計を考えなければならない。
 そのとき、若いうちから、
 お金を貯めた人とそうでない人では、
 大きな差が出てくるんです。」
 (『お金の原則』)
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