第421回
未知のことは実際にやりながら習得するのが一番です
さきに「おしゃべりクラブをつくってほしい」
とお願いした青年に、
どのような形でクラブをつくるのか聞いてみると
次のように説明してくれました。
「『おしゃべりクラブ』のつくり方には
三つの方法があります。
一つはすでにできあがっているコミュニティサイトの
無償サービスを利用する方法です。
これを利用したML(メーリング・リスト)は、
すぐにスタートできます。
二つは個人のWeb公開スペースを流用する方式です。
基本的に追加の費用は発生しません。
三つは邱先生のHPが採用している
『9393.co.jp』のように独自ドメインを取得し、
有償のレンタルサーバーと保守サービスを
利用する方法です。
それぞれ利点と欠点があります。
一番目と二番目は、完全非公開が条件ですが、
20名程度のコミュニティであれば最低限の機能は持ち、
特別な事情がない限り費用が発生しません。
三番目は公開・継続的な仕組みとしては理想的ですが、
20名程度の閉じたコミュニティで
費用負担があまりに大袈裟過ぎます。
一般に、初期作成費用として10万以上のお金がかかり、
サーバーレンタル費として年間3万円以上のお金と
毎月の維持管理に1万以上のお金がかかるなど
という具合です。」
そして青年はこうした三つの方式のうち、
とりあえず、「交流の場所を9月末に開設する」
という約束を守ることを最優先にし、
一番目の方式を採用し、
相互交流をスタートさせようと思いますと
伝えてくれました。
私はそれでいいだろうという気はするのですが、
なにしろITの世界にくらく、
ML(メーリング・リスト)というのがどういうことなのか、
ピンときません。
そこで、青年に質問しますと、
ネット上で大勢の人が集まって、
コミュニケーションをとる方法に「掲示板」方式と
「ML」(メーリング・リスト)方式の二つがあり、
「掲示板」方式は自分の方からWebの特定の場所に
見に行く必要があるけど、
「ML」(メーリング・リスト)の方は
各人のおしゃべりの内容が、
メールを発言するごとにメンバー全員に配信され、
それに対する返信もまた
全員に配信されるとのことでした。
そして青年は、言葉であれこれ説明するよりも、
実際の流れの中でつかむのが早いでしょうとも
いってくれました。
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