第420回
目標に日付をつけるとその実現に緊迫感がでてきます
邱さんは66歳から68歳にかけて
作品「77歳で私は死にたい」を書きました。
自分の願望を日付入りで表現したわけです。
実際は、邱さんは「77歳」飛び越え
いま、79歳の人生の開拓に
情熱をもやしておられますが、
「もしQ」第386回「人生は期限付きで上手に生きよう」で
邱さんは夢や願望に
日付をつける効用に言及しています。
「期限をきめると、まだまだ先のことだと思っていても、
必ずその日が来てしまうものです。
『77才で死にたい』と私が書いたのは
11年前から9年前までの雑誌連載をした時ですが、
あっという間にその期限は来てしまいました。
だから期限を決めて物事に対処することについては
いい面もあれば、悪い面もあります。
30才になるまでに500万円貯めたいとか、
35才までに独立したいとか、
期限を切って目標を定めると、
意志の堅い人は
それを実現するために必死の努力をします。
結果としては考えたことが実現することになります。
一ぺんそれが実現すると、
また次の目標に向かって時間の設定をしますから、
どうしても時間を有効に使うようになります。
人生というのは一口で言えば、
『生きている時間』のことですから、
時間を有効に使うかどうかで一生が決まってしまいます。」
この文章は、自分がプラン立て、
それを実行していく上で参考になると思い、
セミナー参加者の人たちに
各自の人生プランを発表していただく前に、
目を通していただくことを薦めましたが、
セミナーが終ったあと、このアドバイスを採り入れたのが、
私がセミナー参加者に会話を楽しめるコーナーを
つくってほしいとお願いした青年です。
私が頼んだ日に青年は
「コミュニティを作ることを第一優先に、
9月末の開設をめざします。」
という返事を送ってくださり
期限を切った決意に、一瞬オオと思ったのですが、
そのあとにいただいたメールで
青年はコメントをしてくれました。
「コミュニティを
9月末までに開きますと書いたのはわけがあります。
今回セミナーに出で、
自分には期限を切らないと
怠けるくせがあることに気づきました。
そこで、あえて期限を設定しました」
若い人たちにによる「Q知恵拝借」の一例ですね。
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