第383回
人間は将来に不安を感じる生き物です

私の人生設計セミナーに参加してくださった方々は
組織社会のなかで活動している人、
組織社会とサヨナラをして独立をめざしている人、
既に自主独立の生活を切り開いている人、
家業を引き継いで経営者として活躍している人と
バライティに富んでいます。

互いの立場がさまざまですから、
興味や関心も様々ですが、
「あなたがこのセミナーに参加される理由は何ですか」
とうかがうと、本音の答えが返ってきます。

何しろ、参加者が共に傾倒している先生が
いつも本音の話をされる人ですから、
参加者の声も直裁です。

「人生設計について不安がかなりあります。
今は先が見えなくなっています。
そういった不安をもって臨んでおりますので、
お手を煩わせる場面も
多々出てくるかもしれませんが、
がんばりたいと思います。」

あるいは「昨年末○○会社を退職してから、
非常勤で講師の仕事をしていますが、
不安定な職種なため、２、３年後が不安です。
不安を取り除き、夢のある将来設計が
できればと思います」
といったストレートな返事が返ってきます。

そしてそういう人たちに親しみを感じます。
私自身も、
先のことを心配する点では
天才ではないかと思ったことがあるほど
いつもいつも先のことを心配していたからです。