Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第371回
日刊コラム2本立てのスタイルで連載をはじめました

私は邱さんが立ち上げられる新しいHPに
書かせていただきたい事柄をお伝えするため
邱さんを東京渋谷の事務所に訪ねました。

「何を書きますか」
「私の場合はやっぱり、センセイの本から得た知識や
知恵を自分の生活や仕事の中に活かせていただいた
体験を書かせていただきたいと思います」
といった話を邱さんとかわしているところに
“ハイQ”立ち上げを担当していた方が呼び込まれました。

たまたま邱さんがその方に私のことを
邱作品をほぼ全冊、もっている人物と紹介されたので、
その方から、
「先生の本を紹介するコーナーを設けますので、
そこにも一言書いてください」と言われました。

HP担当の方は軽い気持ちでおっしゃったのでしょうが、
私は邱さんの作品紹介は、邱さんという人の
人生記録そのものであると考えていて、
これを自分の生活の範囲で活用させていただいたことと、
同時並行で執筆していくとなると
たいへんなことになるなあとは思いました。

しかし邱さんの作品ガイドは以前から
挑戦してみたいと思っていたテーマでしたので
あっさり「承知しました」と受け入れました。

そのあと執筆することについて
少し具体的に意見交換しておきたいと思って、
8月にはいってから、
渋谷の代々木公園横にある邱永漢アジア交流センターで
HP担当の方と意見交換をしました。

その結果、邱さんの文章を読んで得た知識や知恵を
活用させていただいた体験記の名前について
「お知恵拝借」というのでどうですかと
言ってくださり、自分が書こうとしていることに
ピッタリのネーミングだと思い、意見の一致をみました。

ただもう一つの「Qさんライブラリ」については
本を短い言葉で紹介するとか、あるいは
本の中に書かれている言葉を
紹介していただくといいのですがと言われましたが
私は、短い言葉で邱さんの作品を紹介したり、
本の中の言葉の抜粋して
本のイメージを伝えるといったことは
より難しいと言って
自分ののスタイルで紹介させていただくことを
許していただきました。

こうして「Qさんライブラリ」との2本立てで
連載がはじまることになったのです。


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2003年9月2日(火)

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