第368回
読んでくださるかたの関心を聞くのが一番です
私と同じようにサラリーマンの立場で
邱さんのツアーに参加し
北京のマンションの一室を買った人がいます。
私よりも一回りほど若く、
以来、私の活動を見守り続けてくれている人です。
その友人に邱さんが
「ほぼ日」から分離・独立されるとのことで、
私にお声をかけてくださった、
さてどんなことを書けばいいだろうかと
意見を求めました。
友人はすぐに返事を送ってくれました。
「邱先生から『もしもしQさんQさんデス』
についてご相談があったとのこと、
大変すばらしいことと思います。
戸田さんが担当されることとして、
『1.邱さんの伝記を書く
2.邱著作のガイドブックを書く
3.邱さんから学んだことを書く』
の3つを挙げておられますが、
戸田さんは、どなたかが言われたように、
邱先生の思想・考え方の伝道者です。
ですから、やはり、
『2.邱著作のガイドブック』
がよろしいかと思います。
先生の既往の著書を中心に、
戸田さん流にわかりやすく整理し
解説することはきわめて有益ですし、
多くの読者を得られることと思います。
そして、それに、戸田さんが
ご自分の著書に書かれたように、
『3.邱永漢さんから学んだこと』
を加えることもよいかと思います。
戸田さんの説得力ある解説により
邱先生の思想・考え方の理解が
きっと深まると思います。
このほか、私の提案として
邱先生の語録集がよいかと思います。
戸田さんが最初にまとめられた
『原則がわかれば生き残れる』にも
今にも通じる、先生の見方や考え方が
たくさん盛り込まれていましたが、
これらは、学生やビジネスマンをはじめ、
多くの人々にとって大変刺激的なことと思います。」
私は彼より年長で、そのため
かなりおだててくれていますが
私なりにいろいろ書ける分野があると言っていただいて、
たいそう励みになりました。
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