Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第362回
私は邱さんの著作から“自助の精神”を学びました

ネットの古本屋さんで
“邱永漢文庫”をあつかっておられる
門脇さんからメールをいただきました。
「明日、私が定年を迎えるまで勤めていた
会社の専務の送別会に呼ばれていますので、
行って来ます。
お世話になった方なので、例によって
本をプレゼントしようと思います。

色々選択に苦労しまして、けっきょく
戸田さんが編集された
『原則がわかれば生き残れる』に決めました。
この本なら、どんな心境の人にも有効でしょう。」

そう言われて思い出したのですが
この本を編集する際、私は第一章の小見出しを
「自分の人生は自分で切り開いていくほかない」
としました。

『若気の至りも四十迄』に掲載された
「企業から見た定年はどう変わるか」というエッセイに
「自分の人生は自分で切り開いていくほかない」
という言葉があり、私はいたく感銘を受け、
この言葉を拝借したのです。

そしてこの「自分の人生は自分で切り開いていくほかない」
と題した序章に、
『若気の至りも四十迄』(昭和61年)
『死に方・辞め方・別れ方』(昭和59年)
『私は77歳で死にたい』(平成5年)の各作品から
「定年後はお金の心配より仕事の心配のほうが重要」
『死ぬまで現役』でいられる仕事をみつけ、
孤独にさいなまれないですむ手立てが必要」
「これからは老人のベンチャービジネスもふえることだろう」
の各作品を掲載しました。

これらの作品にはいずれも、
自分の意志で自分の生き方を決めていくという
邱さんの人生に対する考え方が紹介されていて、
私は邱さんのこういうの文章を読んで
自助(セルプ・ヘルプ)の精神を学んだということを
再認識したことでした。


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2003年8月24日(日)

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