Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第355回
老後の金銭対策は中年のときから着手する必要があります

邱さんが『生きざまの探求』の「まえがき」で
「どんな年のとり方をするかは
年をとってから決まることではなく、
実は、そのずっと前に決まってしまいます」
と書かれました。

私はその文章を読んでドキッとしましたが
そういえば『邱永漢のシルバーグレーの金銭学』
「まえがき」でも同じようなことが書かれていたなあ
と思いだしました。
邱さんはこの本の「まえがき」で次のように書いているのです。

「この『シルバーグレーの金銭学』は
私と似た立場にいる人たちに(略)執筆をした。

年をとってから困らないですむための
金銭対策ということになると、
年をとってからではもう間に合わないから、
少なくともその10年前、
できれば20年前からやる必要があるともいえる。

となると、この本は老人の読み物でなくて、
中年にさしかかった青年の読む本ということになる。
テレビのコマーシャルに出てくる健康薬か強壮剤が
気になる年齢になってから、
そろそろ手にしていただいていいのではないかと思う」
(『邱永漢のシルバーグレーの金銭学』平成元年)

私はこのように『生きざまの探求』とか
『シルバーグレーの金銭学』の「まえがき」に
書かれていることに強い衝撃をうけましたが
自分が実際に年をとっていくにつれ
「やっぱり邱さんのおっしゃるとおりだなあ」
との感が深くなります。

そうしたことから今回、
人生設計セミナーを開くに当り、
30歳から40歳の人たちに集っていただくのが
一番効果的かなと考えました。

もちろん、どの年齢になっても、
その先の将来をどう思い描くかは
興味深いテーマの一つです。

したがって、一つの目安として30歳から40歳の人たちを
あげはしていますが、広く「自分を見つめなおしたい」と
考えておられる方々には年齢にとらわれず
大いにご参加いただきたと考えています。


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2003年8月17日(日)

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