Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第352回
独立した生き方探求の場として活用してください

「独立して仕事する」ということについて
日本人と中国人とで考え方に
大きな違いがあることを教えてくださったのは邱さんです。
たとえば、平成5年に邱さんが出版した
『日本脱出のすすめ』に収録されている
「世に『独立開業』のタネは尽きず」というエッセイで、
邱さんは次のように書いています。

「気風の違うところを行ったり来たりしている上に、
両方でジャーナリズムに文章を書いているので、
どっちに行っても同じ話をするわけにいかない。
私は飛行機の中で原稿を書く習慣があるので、
台湾に向かう飛行機の中では、
『歩けもしないうちから、飛ぼうとするな。
もっと愛社精神をもって、
会社と運命を共にする気持ちがなくて、
どうして技術が定着するんだと
説教しなければならないし、
香港から東京に戻る飛行機の中では、
『いつまでも会社にぶらさがって、
会社に食わせてもらおうなどと思うな。
サラリーをもらっている間は
何と安いサラリーかと文句の一つもいいたくなるが、
独立して自分で仕事をしろ。
オレはどうしてこんなにたくさんの
月給ドロボーにとりかこまれて
生きていかなければならないんだ、
と言うことになるんだから』
と全く逆の主張をすることになる。」
(「世に『独立開業』のタネは尽きず」
『日本脱出のすすめ』に収録)

この文章を読むと、日本人に向かって
独立した生き方をすすめる邱さんの
舞台裏がよくわかります。

言われるように、私たち日本人には
「いつまでも会社にぶらさがって、
会社に食わせてもらおうなどと思う」
傾向があります。

しかし、日本人社会でも、厳しい環境にあっても
自分の才覚で生きている人はたくさんいるし、
その気にさえなれば、見えない未来に向かって
夢や希望を胸にいだき、その実現に向かって
走り続けることはできるでしょう。
こうした前向きの姿勢を保ちながら
未来に向かって生きていく要領を学ぶ場として
9月からの人生設計セミナーを活用してください。


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2003年8月14日(木)

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