第341回
1年かければ、中国語の基礎が勉強できます
百聞は一見にしかずといわれますが、
やっぱり実際に、中国を旅すると、
中国の人たちの生活のあらゆるところに興味を覚え、
彼らが使っている言葉にも興味を持つようになり
少し勉強しよみうかという気になりました。
いまだったら「永漢中国語教室」
に駆け込むところでしょうが、
当時はこの講座がありませんでしたから、
自分で勉強環境を整える必要がありました。
私は中国ツアーのあと、友人から
日本で働いている広東省出身の女性を
紹介していただきました。
彼女は留学生として日本にやってきて
横浜市立大学で勉強したあと
日本の公的な機関で仕事をしていたのですが
あって話をきくと、日本は物価が高く、
生活していくのは容易ではないといいます。
一方、私は中国語を勉強したい気持ちが
高まっていましたので、
少しばかり勉強したい人を集めれば、
彼女にとっても小遣い稼ぎになるのではないか、
そしてこちらも中国語が勉強できると思いました。
たまたま邱さんのツアーで親しくなった青年に
生徒集めを頼むと、彼はインターネットで
5、6人の生徒を集めてくれましたので、
私は、毎週土曜日、友人のオフィスを
教室として借してもらい、
1年間、中国語を勉強しました。
おかげで、さっぱり縁のなかった中国語に
親しみを感じるようになり、
テレビの中国語番組はもとより
ラジオまで動員して、勉強しましたので
これから、北京とか上海で仕事をすることになっても、
あたふたしなくてもいいと感じるようになりました。
実際に学んだ言葉を大陸で使えるような場面を
招きよせられるかどうかはわかりませんが。
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