第339回
中国株とは長くおつきあいしたいものです
たまたま自分の買った上海B株が
買った値段の5倍になった頃、
邱さんのところにうかがうことがありました。
私が中国の株があがって、喜んでいますと
お礼をいうと、邱さんご自身は、
「株もやっているんですか」
と、おっしゃりながら、それならばと
ご自身は香港株やレッドチップス株に関心を移し、
一時期からみるとうんと値を下げている株に
注目していると話してくださいました。
私は邱さんの話を聞き逃すまいと
必死の形相でメモを走らせ家に帰ってから、
邱さんが話題にのせてくださった
会社の株について調べますと、
高かったときに比べて株価が10分の1とか
20分の1程度にまで株価がさがっていました。
優秀な会社の折り紙がついていても
そのくらいまで安くなると、普通は敬遠しますが、
邱さんは、いまは下がっていても、
時期がくれば値をあげるだけの会社と判断し、
買いを入れておられるんだと知って勉強になりました。
邱さんはこの会社のことを
このHIQでもとりあげられてましたから、
多分その頃、中国の会社の株に関心を寄せている人には
同じことを話されていたのではないかと思いますが、
私は早速、邱さんの“知恵”を拝借して
話にでた会社の株を買いました。
私はこれがきっかけになって
香港H株やレッドチップス株の世界と
接点が生まれました。
さて、一旦5倍にまではねあがった上海B株も、
その後は値をさげ、いまは3倍程度にまでしぼんでいます。
また邱さんが話題に載せられた香港H株や
レッドチップス株も買ったときから値を下げていますが、
私は気にしていません。
とういうのも、いま世界中を見て一番勢がいいのは
どう見ても中国で、株についても、
中国の会社の株が一番気長につきあえるように思います。
だから自分が保有している株の入れ替えは必要かもしれませんが、
私は事情が許す限り中国の株と長くつきあいたいと考えています。
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