Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第330回
先読みのノウハウを身につければ怖いもの知らず

邱さんは『死に方、辞め方、別れ方』のなかで、
自分が死んだ時、どうしても戒名が要るというのなら
“先見院力行居士”というのが
いいのではないかと書いています。

私は、この戒名に興味をもちます。
というのも、邱さんは人生のいろいろな場面で
いつもいつも、その先で起こりそうなことは
何だろうかと考え、また考えるだけでなく、
自分が考えたことが
的を射ているかどうかを確かめるために、
実地で行動にでるという動きをされていますが、
”戒名”はこの一連の動きが
自分の一番の特徴だということを
伝えてくれているからです。

邱さんは『死ぬまで現役』といった
本も書いていますが、こういう生き方を宣言できるのも
邱さんのなかで「先読みと実地の精神」が
脈々と息づいているからだと思うのです。

さて、ベンチャーの人たちは、
時代の先端を走ることに
生き甲斐を感じている人たちですから、
ドンドン変わる世の中を
生き抜いていくにはどうしたらいいかを
考え続けておられるのではないかと想像します。

だとあれば、いつも笑みをたたえながら
いつも新しい仕事に取り組んでいらっしゃる
邱さんの話は受け入れられるのではないだろうか、
そう考えて、私は
「先読みと実行の精神―ベンチャーの先達、邱永漢氏に迫る」
と題して1時間ばかり
話をさせていただくことにしました。

この勉強会は会員外の人が参加することも認めています。
タイトルがよかったのでしょうか、
通常は参加者は15名だそうですが
参加者が30人程度にふくらみ、
盛り上がった雰囲気のなかで私は、
邱さんの「先読みと実行の精神」について
邱さんの拝借体験を交えつつ、
話をさせていただきました。


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2003年7月23日(水)

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