Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第291回
漫然と商売をしていたのでは儲かりません

インターネットを介して古書を売る商売の話をきくと、
どのくらいの売上があるものだろうといった関心がわきます。
そうした関心に答えるように
河野さんは自分のホームページ
「インターネットによる販売実績について」
と題して次のように記載しています。

「月間のインターネットによる販売実績については
店舗によりかなりの格差があります。
現在月間売上が400~500万円の店舗が1店、
200~300万円が2店、
150万円~200万円が2店、
100万円~150万円が5店、
80~100万円が5店、
50~80万円が9店という状況です。
20~30万円前後は多数あります。

毎年ほぼ倍増している状況で
今後月間売上が500万円を越え
大型店舗以上の売上を
インターネットのみで上げる古書店が
数多く出現するようになることは確実です。

多くの古書店がインターネットで
月間10万円以下に低迷しているのに
何故このように売上が上がるかといいますと
1.サーチエンジンに大量に登録する。
2.趣味系に特化して目録点数は少なくても
  更新の頻度を上げることで顧客を獲得する。
3.電子メールで迅速かつ丁寧に対応し、
  目録情報等をきめ細かく提供する。
というのが理由です。

逆に言いますと、専門化せずに
漠然と目録を掲載しても売れません。
また電子メールが使えないというのは論外です。
注文をいただいた当日か翌日には発送するという
きめ細かい対応が重要です。
またお客様が求めている作家や
テーマに沿った目録を提供していくという
情報サービス業としての心構えが必要だと考えています。」

ここでいうサーチエンジンとは“スーパー源氏”
という名の古書検索システムのことで、
いま“スーパー源氏”には
このシステムを活用している古書店が
登録している本が集められ、
その数は228万点と日本最大の規模に達しています。
これを250万点にすることが
“スーパー源氏”の目標なのだそうです。


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2003年6月14日(土)

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