| 第279回「身近なところに同好の士がいることを知るのは喜びです」
 私は邱さんに関心を寄せているというネットの古本屋さんにメールを書きました。
 「門脇様 こんにちは。
 私は貴殿の学友の石和田洋さんの大学時代の友人で
 戸田敦也と申します。
 昨日、石和田さんからメールをいただき、
 門脇さんのことが書かれていて、
 お名前だけは記憶があり、懐かしく思いました。
 さっそく貴殿のお店の“二十世紀文庫”と“二十世紀文庫”が加盟なさっている
 “紫式部”さんのホーム・ページを拝見しました。
 ご承知かと思いますが、私はいま、邱永漢さんのホームページで2つのコラムを担当しています。
 1つは邱さんの本を読んで得た知識や知恵を
 活用させていただいた体験をとりあげている『お知恵拝借』、
 もう1つは『Qさんライブラリー』で
 これは邱永漢作品の案内コーナーです。
 私は邱永漢作品を数多くコレクトしている人間の一人ですが若い人たちで邱さんの本を探している人が結構います。
 これをご縁に、ご厚誼のほど宜しくお願いします。」
 門脇さんからすぐに返事が届きました。                      「戸田様
 通常は“二十世紀文庫”の
 相模原事務所(兼倉庫)へ出勤していますが、
 今日はたまたま自宅におりました。
 先日、久し振りの定期会合の席で石和田君に言われまして、
 『ハイハイQさんQさんデス』
 の戸田さんのことを申しました。
 私は邱永漢さんを尊敬していますので、
 “ハイQ”は2日おきぐらいに見ていますし、
 戸田さんのコラムも時々のぞいています。
 戸田さんが邱永漢のダイジェスト本を前に
 何冊かお出しになったことも覚えています。
 実は二十世紀文庫のホーム・ページで『晴耕雨読―古本屋の読書日記』
 という素人コラムを書いていて、
 邱永漢の“ハイQ”から時々引用しています。
 以前の『日記』の目次からご覧になって下さい。」
 身近なところに同好の士がいることを知るのは喜びです。私はあらためて「二十世紀文庫」のホーム・ページを訪れ、
 「晴耕雨読―古本屋の読書日記」を
 丹念に読ませていただきました。
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