第272回
「金持ちに共通した資質は孤立無援に耐えて行けるガマン強さ」
すっかりデフレの時代になり、自分のように、
インフレ時代に理財の方法を教えていただいた人間は
頭の切り替えが必要ではないかと思い
『デフレに強い知的金銭生活』を教材に選んで
勉強しているところですが、
時代が変わっても変わらない鉄則もあるようですね。
邱さんが金儲けの要諦を語ってくださっています。
「自分の能力で金持ちになる人には共通した資質が見られる。
先見性だとか、実行力だとか、働き者であるとか、
衆にすぐれた長所を備えている人もあるが、
すべての金持ちに共通した資質は
孤立無援に耐えて行けるガマン強さを
持っていることであろう。
どうしてかというと、事業でも投資でも
最初からうまくいくものは滅多になく、
必ず失敗したり、さんざ苦労させられたり、
死ぬ思いをさせられたりするものだからである。
そうしたピンチに耐えて、
そこを通り抜けることができなければ、
成功の入口まで辿りつくことができないのである。
それはたとえば、
こんな商売をやったらいいだろうとか、
こういうところに店をつくったらいいだろう
という選択の問題ではない。
また土地を買ったほうがいいだろうとか、
いや株のほうがいいだろうとか、
同じ株を買うにしても、こんな株に限るとか、
といった判断の正しさの問題でない。
選択や判断の違いによって
運命が大きく分かれることはむろんある。
しかし、そうした選択や判断の違いは
時代をどう読むかにかかっている。
だから大筋において間違えなくとも、
戦略を間違えたり、生産の段取りを
顧客の選び方を間違えたりする。
とにかくベテランと言われた人でも、
新しいことをやる時は必ずエラーを犯すもので、
最初からうまくいくことは滅多にない。
成功する人と成功しない人との違いは、
エラーを起こすか起こさないではなくて、
エラーを犯した場合、
それをどう修復して成功まで持ち込むかにかかっている。
そのために苦難に耐えて
生きのびることが身についている人は
さして苦難が気にならない。」
(『デフレに強い知的金銭生活』)
こういう考えのことを不変の鉄則というのでしょうね。
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