| 第267回中国B株が上がるまでには時間がかかりました
 私は、邱さんの作品を読み出したときからこの人の考えや行動についていけば、
 時の流れに即応した対応がとれる、
 少なくとも時代からズレルということは
 避けられると思いました。
 といっても、自由になるお金に限度がありましたので、自由闊達に動きたいという思っても
 かなわないことがほとんどでした。
 たまたま、少しばかり自由になるお金にありついたところで、
 邱さんが中国大陸で事業を展開することになり、
 私は邱さんが、中国で展開する事業話に聞き耳をたて、
 北京に外人居住向きのマンションをつくるという話に
 一枚乗ることにしました。
 また「中国株は前途ようよう」と教えてもらうと、お金貯め、そのお金で中国の株も買うようにしました。
 といってすぐさま投資の果実が得られたわけではありません。
 北京のマンションについては建設にかかるまでにいろいろご苦労があったとうかがっていますし、
 できてオープンしたあとも、
 お客さんがつかない時期がありました。
 また中国の株も、たまたま私が買いだしたころから、値を崩すようになり、この先うまくいくかなあ
 という不安がよぎることがありました。
 しかし中国大陸で邱さんが展開した外国人居住用のマンションに、テナントがつくようになり、
 また中国の上海B株があれよあれよと値を上げる場面を
 体験しましたので、邱永漢セオリーに助けられたなあ
 と思っているところです。
 前に私はこれから少しずつ借金を減らす努力をしていこうと考えていると書きました。
 借金の返済は自分の身体を動かして得たお金で返していくのが
 基本だと思っていますが、ひょっとして
 中国投資の成果も後押ししてくれるのではないかと
 ひそかに期待しているのです。
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