| 第247回「食事は三度三度きちんとした時間に、きちっととるのがいい」
 邱さんは『死ぬまで現役』で健康のために心がけていることとして
 「無理をしないで、比較的規則正しい生活している」
 ことをあげましたが、それに続けて
 「食事は三度三度きちんとした時間に、
 きちっととったほうがよい」と書いています。
 「食事はほぼきまった時間に、きちんととるようにしている。芸能人とか文筆家は、時間にルーズな人が多く
 朝飯、昼飯を抜かしたかと思えば、真夜中に食事をとったりする。
 かと思えば、夜を徹して酒を飲んだりしている。
 私の経験によると、食事は三度三度きちんとした時間に、
 きちっととったほうがよい。
 きちんととる習慣をつけると、
 胃も腸も、きまった時間に受け入れ体制ができるから、
 規則正しく稼動してきまった時間に、
 きまった量のカロリーを体内に補給する。
 身体中がそのカロリーによって正常に動いていく。ところが、もし原料の供給が不規則になると、
 頭脳は供給が不足した時に備えて、身体に指令をして、
 供給されたものの中からストックさせようとする。
 不規則に食事をとる人のほうが、
 ちょっと食べただけで肥るのを見てもわかる。
 一流企業につとめるサラリーマンは給料遅配の心配のないせいもあって、
 気前よくお金を使うが、零細企業につとめて明日、明後日、
 月給が払ってもらえなくなるかと
 気を揉んでいるサラリーマンは
 せっせと貯蓄に励むようなものである。
 この原理は人間の体内においても働くとみえて、
 身体の中の工場を定時に稼動させ、
 定時に火を消して休ませたほうが肥満体にならないのである」
 (『死ぬまで現役』)
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