Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第234回
「私たちはリスクととなりあわせで生きている」

私たちはそれぞれに自分が遭遇するかもしれない危機を読み、
そうした危険にあうことを避けるようにして生きています。
たとえばサラリーマン生活を選べば、
「定年」が避けられませんから、
年をとっても仕事をしたいと思う人は
どうすれば年をとっても仕事ができるだろうか
といったことを考えます。
一方、「人間の死」のように
どうしても避けられない事柄については
それが実際に起こった時のことを考え、
家族に与える影響をできるだけ緩和するように
生命保険をかけておくとかといった対策を講じて生きています。

ただ私達は毎日の生活にまぎれて、
将来起こるかもしれない不安に対して
十分な手を打てないままに、
送っているところがあるのではないでしょうか。
5年前になりますが、邱さんが
『お金としあわせの組み合わせ』(平成7年)という本で、
私たちが日常の生活で遭遇する恐れのあるリスクを
整理してくれていました。

この本で邱さんがとりあげたマイナスファクターは
倒産、失業、病気、事故、家庭内不和の5つです。
それぞれについて邱さんが加えたコメントを読み、
また別のところで書かれている対処法をあわせ読めば
自分の生活の中に潜んでいるかもしれない不備を
補えるかもしれません。

まずは「倒産」です。
「A倒産。事業をやっている人が倒産に追い込まれたら、
一生を賭けてやってきた仕事がチャラになってしまう。
財産ばかりでなく社会的信用すら失ってしまう。
まだ年の若い時なら、
もう一度はじめからやりなおすこともできるが、
失った信用を恢復するのに
少なくとも3年や5年はかかってしまう。
50歳、60歳になって倒産すると、
そのショックで健康まで害したり、気力を失ってしまい、
再起できなくなってしまうことが多い。
再起できなくなる理由の中には、
時代とうまく適応できなくなるケースも含まれる。」
『お金としあわせの組み合わせ』平成7年)


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2003年4月18日(金)

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