第217回
「親の倒産と死をおかずにして子を育てる」
この「お知恵拝借」と同時連載している
「Qさんライブラリー」で『子育てはお金の教育から』
について紹介したら、最近一児の母親になられた方から、
この本を読んでみたくなった、
古本屋のルートで調べてみたが、
この本を仕入れるのがむずかしい、
なにかいい方法がないか教えてほしい
というメールをいただきました。
古本屋さんのグループとして、私が知っているのは
「日本の古本屋」とか「楽天」ですが、
最近のこと、私の大学時代の親しい友人が高校の同窓会に出て、
いま古書籍商を営んでいる友人が、邱さんのファンで、
このホームページをちょくちょく見ていると聞き、
そのことを私に知らせてくれました。
そのとき、古書籍商を営んでいるという友人が
「紫式部」という名前の古本屋さんのグループ
に属しておられることも教えてもらいました。
そこで、この「紫式部」というサイトを呼び込んで、
『子育てはお金の教育から』を検索したところ、
このグループに加盟している大阪の古本屋さんで
文庫版の『子育てはお金の教育から』が
売られていることを知りました。
早速、メールを送ってくださった方に連絡したところ、
このルートで本を買いますと返事をいただきましたから、
今頃はこの方は、この本を手に入れて、
読んでおられるのではないでしょうか。
この『子育てはお金の教育から』を読まれたら
すぐわかることですが、
邱さんはまだ小さかった3人のお子さんたちと食事をするとき、
親が倒産する話とか親が死んだ時の話を
盛んに話題に出しました。
「『お金の話』『お金がないために困った話』
『倒産したら、どんな目にあわされるかという話』
『この家も倒産にさらされているという話』
『家も土地も全部、担保に入っていて、もし倒産したら、
銀行がきて追い出されてしまうだろう話』それに続いて、
『パパもママもいつかは死んでしまう話』
『パパが死んだら財産分けはどういう具合にするかという話』
『パパが残した借金はどうやって返したらよいかという話』等々
大体、うまくいった時の話よりも、
倒産する話と死ぬ話が多いのである。」
(『子育てはお金の教育から』)
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