Qさんは、かつて「知恵は借り物でも知恵である」と書きました
そういうことをおっしゃる人の知恵ならいくら借りてもモンクは出ませんね

第211回
『定年という名の始発駅』を出発しましょう

私は田中さんと顔をあわすまでに
何度かメールを交換していますが、
私は田中さんに退職後は
どうなさるおつもりですかとききました。
これに対して、田中さんは、
「これといってまだ決まっていません。
体はいたって丈夫で、
食べることに困ることがないだけの蓄えもあるつもりで、
家内も物書きとして現役で、
自分も今後とも何らかの格好で
ビジネスに関わっていきたいと思っている」
と答えられました。

また「中国のビジネスは日々刻々と変わります。
そこで長年の友人で
上海在住の人から紹介された仕事も手伝いながら、
また香港に小さな会社をつくり、
日中の貿易をしている友人の手伝いもしながら
情報のアップデートをしたいと思います。」
とも答えてくれました。

そんな田中さんにとって、私が提供した話は
ほんの刺激剤に過ぎないかもしれませんが、
田中さんは
「今回のようなことは未経験の分野ですが、
これまでと同じように、
チャレンジ精神をもってトライしたいと考えております。
もし売り込んでいただける分野があれば、
ご遠慮なくご紹介ください。
ご期待を裏切らないように頑張ります」
と答え、今年の2月末、退職されて日本に帰られてから
早速邱友会に出席して、邱さんの実像に接し、
また中国ツアーにも参加され、
『定年という名の始発駅』を出発なさったようです。

そういえば、今日は小生の60歳の誕生日です。
35歳の頃、「定年」というハードルをどう越えようか、
という意識が芽生え、それに応じる知恵を捜し求めて
邱さんの作品に出会いました。
それから四半世紀の時間が経ちましたが、そういう自分が
こういう場で文章を発表させていただいていることに
深い感慨を覚えます。


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2003年3月26日(水)

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